主宰 小島日和
おぺちゃんへ
まずは、今回オファーを受けていただきありがとうございます。
これまで言ったとは思うんだけど、何度でも言いたいです。ありがとう!
これまで私はオファーを待つ側で、誰かにオファーするのは初めてだったので、すごくどきどきしながらお返事を待ったのを覚えています。
最近、稽古場に顔を出すたびに、どんどんあちこちが、かわいくすてきになっていて、つい、にやにやしてしまいます。
小道具も演出助手の方々が着々と準備してくれていて、実際に舞台の上で見るのがすごく楽しみです!
おぺちゃんの作品は何度か見て(照明もやらせてもらって)、ブログもいつも読んでいて、勝手に共感したり近くに感じたりしているんだけど、面と向かってすごく深く話す機会がまだないので、わたしの中のイメージと直接会ったときの距離感の差を、実はときどき感じています。
その距離感の差って、例えばSNSで動向は知っていた地元の友達と久しぶりに会ってみるとイメージとのズレがあったりとか、そんな感覚に近いのかな。
もしかすると、手紙だとその差はもっと大きいのかもしれない。物理的な距離の遠さプラス、手紙は届く時間のラグも大きいし。
そういえば、子どもの頃に読んでいた、アーノルド・ローベル作の「がまくんとかえるくんシリーズ」に「おてがみ」という話があって(教科書にも載っていたやつ!)、今回のフライヤーを見て、あの本の装丁の感じとかをなぜか思い出しました。(フライヤー、ほんとに良いよね…!)
これを書いている今は、小屋入り3日前です。スタッフの準備も大詰めです。みんなうんうん言いながら、カフカたちと格闘しています。
主宰の私が具体的にできることはもうあまりないので、小屋に入ってそこでカフカとミレナが動くのを楽しみにしています。
あと1週間と少し、がんばりましょう〜
よろしくお願いいたします!
こじまひより より
ひよりちゃんへ
お手紙ありがとう!
これを書いているのは、小屋入り五日目が終わった夜です。
初ステ、あけたよ!
よかったよかった!
小屋入りの前から、今日にかけて、ひよりちゃんをはじめ、ぶたびのみんながあちこちで動いていてくれたのを知っていたので、なんだか、ひとごとのようだけど、無事に開演できて、無事に終演できて、とってもうれしかったです。
あと二日で、あの舞台と、あの照明と、この作品と、お別れになってしまうかと思うと、さみしくてたまりません。
あと二日、、いろんな感情を、噛み締めながら、、過ごすね、、
こちらこそ、オファーをいただいて、ほんとうにほんとうに、ありがとうございました。
オファーを受けたときもとってもうれしかったけど、小屋入りをして、改めて、ありがたいことだったなと感じています。
普段のいいへんじの作品では、大掛かりな美術をつくってもらったりとか、音響さんや照明さんに細かいオーダーをさせてもらったりとか、あんまりしてこなかったのだけれど、今回は、オファーをしていただいた身として、「作・演出」というところに集中できたおかげで、自分だけではできなかったことに挑戦できたと思います。
この作品をつくっているあいだ、いまもまだ、つくっている途中だけれど、とってもとっても楽しかった!
いま、とってもとっても、楽しい!
ほんとうにありがとう。
ひよりちゃんとご一緒するのは二回目になるのだけれど、どうだろう?
(「どうだろう?」?)
この二回を通して、ちょっとでも、ひよりちゃんとの距離が、ひよりちゃんがわたしに対して感じていた距離が、縮まっていたらうれしいな。
ちなみに、わたしは、ひよりちゃんの女神のようなほほ笑みにいつも救われています。わたしは、いつも、にやにや、って感じだけど、ひよりちゃんは、いつも、にこにこ、って感じで、「こじまひより」って、ひらがながめっちゃ似合う感じ。似合う。似合う、、
もっともっと、いろんなことをお話してみたいな。
そして、また機会があったら、いっしょに、作品をつくれたら、公演をうてたら、とってもとってもうれしいです。
たしかに、もう、わたしたちががんばることってほとんどなくなってきているけど、おたがい、にやにや、にこにこ、みんなのお仕事を見守ることができたらいいなと思います。
最後までよろしくね!
ありがとう!
おぺより
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